スーパーカブ C70カスタム 2020~2021年

2020年12月
 4年ほど乗らなかった。K125を売却して、このC70を復活する。屋内保管していたが、多くのゴム・プラスチック部品が劣化していた。さしあたり整備が必要なところ。
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キャブレター燃料コックからガソリン漏れ
燃料ホース硬化
エアクリーナーケース割れ
エアクリーナーダクト硬化
Rウインカーステー(ゴム)断裂
ステアリングがたつき
プラグコード硬化と長さの不足
チェーンケースの錆が酷い
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キャブレター:PZ19に交換
 燃料コックは分解できない。無理にでも分解すればパッキンを換えれて治るかもしれない。燃料コック一式を交換するという手もありそう。検討の結果、キャブレター一式を交換することにする。純正部品は手にはいるけれども、細かい部品でもけっこうな値段になる。よく使われている中華キャブレターPZ19なら送料込みで3千円くらい。
 PZ19はPB16互換品で、全く無改造で着く。購入するとMJ#75、SJ#32が着いていた。C70純正品はMJ#78、SJ#40。PZ19付属のものではちょっと薄いのではと思うが、とりあえずそのまま使ってみる。始動できてなんとか走るが、案の定薄い。スロットルを素早く開けると止まる。ゆっくり開けていっても高速が回らない。全域で息つきをする。
 MJ/SJをC70純正品に交換すると、まあまあ走れるようになったが、未だ少し薄いように思う。プラグはNGK7番で白く焼けている。もう少し大きいメインジェットを試してみたい。

燃料ホース:NTB内径5.5mmに交換
 燃料ホースは農機具用の透明タイプを使っていたが、見事に硬化していた。サイズがちょうど良いNTBブランド燃料ホースに交換。

エアクリーナーケース:輸出用モデルの純正品に交換
 エアクリーナーケースは純正品は入手できなくなっていた。C50の一回り小さいものと共用になったらしい。それでも良いのだろうけれども、C70/C90の大きいものが良いとの意見もある。中古品も含めて探した結果、C90輸出用モデルに使われていた純正品が入手可能とのこと。値段もヤフオクで売っている中古品よりも安いくらい。エアクリーナーケースとキャブレターをつなぐダクトはC90純正品を注文。

Rウインカーステー:互換品に交換
 Rウインカーステーはいちばん安い互換品を購入してみたが、サイズが微妙に違う。加工して取り付けてみたけれども、収まりが悪い。ちょっと怪しいと思っていたので、本当は両方とも交換が必要なのだけれども1個だけ買った。これはどうもだめなので、別の互換品を改めて注文。

ステアリング周りのがたつき修理:ゴムパッキンとボルトカラーを交換
 ステアリングに左右方向のがたつきがある。前後方向は正常なので、ステムベアリングやボトムリンクの不具合ではないと思う。どこかが弛んでいるのだろうと思って分解していったら、ステムベアリングのボールがこぼれてしまった。センタースタンドを立てて前輪が浮いた状態で作業していた。このくらいは大丈夫だろうと思ってステムベアリングのナットを少し緩めたら一気にこぼれた。グリースは乾いていた。探し回ったがボールが1個足りない。仕方がないので、下側は正規の21個にして、上は1個不足で組む。改めてNTBの汎用品ボールを注文。ベアリングレースは少し摩耗があるが使用可能と思う。ステアリング周りのボルトナット類を正しく締めて組み立てたが、依然として左右方向のがたつきがある。ゴム製パッキンが相当劣化しているのが原因かもしれない。ゴム部品とボルトのカラーを注文。

プラグコードとプラグキャップ:汎用品に交換
 プラグコードがカチカチに硬化していて、取り回しが上手くいかない。汎用プラグコードを購入して、コイル付け根からコードのみを交換する予定。プラグキャップもゴム部品が劣化しているので交換したい。

2021年1月
 注文していた部品が順次届く。まずステアリング周りの整備。前回ベアリングのボールをまき散らしてしまったので、今回はサイドスタンドで作業を行う。そっと緩めて上側のみ開け、ベアリングボールを補充。グリースも少し足して元通りに閉める。ゴムパッキン2種とボルトのカラーを交換。カラーは交換しなくても良かったかもしれない。ステアリングのがたつきは解消した。
 配線で一つ失敗。ポジションランプとメーター照明を逆にしてしまった。ポジションの位置だと両方点いているが、ヘッドライトを点けるとポジションランプは点きっぱなしで照明が消える。配線やり直し。
 エアクリーナーボックスとキャブレターをつなぐダクトを交換。エアーフィルターはそのまま使うつもりで外そうとしたが外れない。ダクトが硬化しているためか。ダクトとケースは破壊しても良いと思ってドライバーで無理矢理外す。新しいダクトはゴムが柔らかくて組み付けは問題なし。
 キャブレターとシリンダーヘッドをつなぐマニホールドも分解。シリンダーヘッド側のOリングを交換。汎用品のフッ素ゴム製Oリングがぴったり合った。内径27.5mmx直径2.0mm。キャブレター側のガスケットも交換したが、これは注文していなかったのでガスケット紙を切って自作した。
 試運転の後プラグを点検、白く焼けている。低速~中速のレスポンスがいまいちで息つきをする。メインジェットが来たら少し大きくしてみようと思う。
 ハンドルのプラスチック製カバーのネジ止め部分がことごとく割れている。かなり前にエポキシ接着剤とタイラップで修理しておいた。ネジの受け側が2ヵ所割れて、ネジが効かない。他のところも割れている。外見はそれほど傷んでいないので、もう一度修理を試みる。エポキシでは持たないようなので、紫外線硬化樹脂とアクリルパウダー+アクリルリキッドを使ってみる。いずれも100円ショップで入手できる。完全に割れている部分にはアクリルパウダーの方を使う。プラリペアと同等らしいので使い方を参考にする。初めて使ったが、素材は同じでも道具が重要だと思った。専用の道具はないので細いドライバーやピンセットを使った。なかなか上手くいかない。何度かやり直して、なんとか仕上がった。補強のみの部分は紫外線硬化樹脂を使った。硬化は太陽光。晴天だと5分も日に当てると完全に硬化する。薄曇りくらいなら一時間ぐらい表に置いておけば固まった。雨の降りそうな曇天だと完全には固まらない。流れないくらいには固まるが、表面がべとべとした状態。どうもある程度の紫外線の強さが必要で、弱いと長時間掛けても固まらないのではないか。まあ、試行錯誤しながらなんとか完成。
 フロントサスペンションのリンク部グリスアップ。
 メインジェットが来たので#80に交換。プラグの焼け具合はちょうど良いくらいになったが、調子は#78と比べてあまり変わらない。低~中速の加速が悪いように思う。ジェットニードルのクリップを1段下げてみると、かなり調子良い。低~中速の加速と高速へのつながりが良くなった。また冷えているときにアイドリングが安定するのが早くなった。これでしばらく様子を見よう。
 プラグキャップはNGK製の汎用品を買った。プラグコードは昔買った30cmほどのものがある。これでは短いけれども、先端側のみ交換してみる。イグニッションコイルを外すと、ケーブル全体がカチカチ。よく見るとケーブルは3層で、中間の層が硬化していた。外側2層を剥くと一番下の層は柔らかい。長さが足りていれば外装に何か被せるだけでいいのだけれども、今回は長さも延長する必要がある。結局、先端25cmを切断して、新しいケーブル30cmを足すことにする。もともとのケーブルの部分には電機配線用の網組チューブを被せて、さらにシリコンゴムのチューブを被せた。全体が柔らかくて扱いやすくなった。長くなって取り回しが楽になった。
 テールランプ、メーター照明とニュートラルランプをLEDに交換した。ポジションランプとメーター照明は交流点灯なので、単純にダイオードを入れて半波で点灯。回転が低いときの瞬きが気になるので、3300μFのコンデンサを入れた。少しましになったように思う。ヘッドライト内のポジションランプもLEDに換えて、バッテリーで常時点灯にした。
 改めて買ったRウインカーステーが届いた。今度の品は問題なく着いた。
 いっしょに届いたチェーンケースも交換。互換品の安いもの、たぶん中華。鉄板が薄いのか純正品より軽くてぐにゃぐにゃしている。長持ちしないかもしれないけれども安いから良いと思う、軽量化になるし。柔らかくて上下の嵌め合いが難しかった。正しく取り付ければ問題なし。
 フロントバスケットにヘッドライトの光があったって、夜間にまぶしく感じていた。バスケットが必要になることはあまりないので、この際バスケット無しを試してみようと思う。でも何も無しは寂しいので、補助キャリアを付けてみる。これとて必要となることはあまりないと思うが、まぁファッションだから。

 これで走行に支障があるところの修理は完了。今後の予定。
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キャブレターの調整
マフラー錆落とし+塗装。
レッグシールドが割れているので交換。
フロントホイールのスポーク交換。
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2021年2月
 しばらく走ってプラグを見ると良い感じで焼けている。しかし全開・高回転時に息つきがでるので、メインジェットを#82に交換。
 前に付けた補助キャリアの収まりが悪い。補助キャリアは鉄板のブラケットで本来のキャリアを挟んで固定するようになっている。ブラケットは湾曲させて強度を上げてあるが、それでも無造作に締めると補助キャリア/ブラケット双方が曲がってしまう。いくら締めても部材が曲がっていくだけで、固定の強さはほとんど変わらない。とりあえず強く締めても部材が曲がらないように、固定ネジに山座金・皿バネ座金・ナットを噛ませて、強く締めても部材が曲がらないようにした。これで強く締めることができるが、固定の強さは腕力で動かせる程度。まぁ重いものを載せなければ、この程度でも良いとは思う。でも、もうちょっとなんとかしたい。
 キャブレター調整続き。しばらく走ってプラグを見ると、けっこうくすぶっている。プラグをNGK6番に換えるという手もあるが、もう少し調整を試みる。まずニードルのクリップを一段上げて3段目にする。加速が悪い。低速~高速に渡って息つきするようになった。プラグの焼け方は良くなった。メインジェットを#85に交換。全域に渡って調子良くなった。加速も良いし息つきしない。特に高回転の回り方が良くなった。2速で45km/h位で頭打ちだったのが50km/h位まで使えるようになった。
 さらにしばらく走ってプラグを点検。接地側のカーボンが多いように思う。碍子は薄い茶色。ちょっと濃いか。調子よく走れるようになったので、これでしばらく様子を見る。
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カブ C70CMH + PZ19
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メインジェット #85
スロージェット #40(C70CMH純正品)
ジェットニードルクリップ 3段目(中央)
エアースクリュー 1回転弱(55分くらい)
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 直進で走っているときにふらつく。いつもではなく、時々。配線かワイヤー類が引っかかっているのかと思い点検したが、それらしいところは見あたらない。もしかしたら、と思うところを手直ししたが変化無し。ならばステアリングベアリングのナットを締めすぎているのか。前輪を浮かして動かすと軽く動いているが、他に思い当たることがないので、1/4回転くらい緩めたらふらつきが無くなった。微妙なものなんだなぁ。
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 (2021年3月 追記) しばらく調子良かったが、直進でふらつくのが再発。仕方がないので前輪回りを分解。ホイールベアリングのがたつきはない。少し抵抗を感じるからそのうち交換しよう。ステアリング回りを分解すると、ステムベアリングの締め付けが緩い。ナットが手で回せるくらいだった。前回は締めすぎを疑って1/4回転緩めたが、逆に緩すぎだったのか? サービスマニュアルによると、「軽く締めて1/8緩める」などと、曖昧な表現になっている。こんなものかな、と思うくらいに締めて組み立てた。前輪を着けていない状態でステアリングを動かすと、わずかに抵抗を感じるくらい。その抵抗がベアリングから来るのか、ワイヤーや配線から来るのかは判らない。前輪を着けると抵抗感は感じられず軽く動く。ついでにブレーキ、スピードメーターギアを分解、注油。組み立てて試運転。正常に走る。でも前回もしばらくは正常に走っていたので、油断はできないか。
 (2021年3月 追記) その後100kmほど走って再発しないので、治ったと思う。
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 スロットルコーンをハイスロタイプに交換。グリップはまだ使えそうなので、外して付け替えた。純正のコーンと比べて見た目ではほとんど変わらないが、確かにハイスロになった。

2021年3月
 エンジンの調子は良いが、以前より燃費が悪いのが不満。45~50km/L位だったのが、最近の給油で計算すると、40km/L程度。キャブレターを大径に換えたので、そんなものなのだろうか。キャブレターの調整は薄すぎるところから出発して、少しずつ濃くしていって、今ちょうど良いところに来ていると思う。薄くすれば以前の調子悪い状態に戻るだけだろう。
 試しに油面を1mm下げてみる。フロート断面が角形で上端・下端が平面になっている。どこで計るかで数値が変わってしまうのだけれども、バルブ/ヒンジの反対側、最も動きの大きい部分で計った。初期値はボディの合わせ面から14mm。これを15mmに調整。油面調整の後、アイドリングで息つき発生。エアースクリューを1/4ほど締めて(55分→40分)収まったので、ガソリンは薄くなっているのだろう。走行は以前と同様に調子良い。
 キャブレターを外したとき、ドレンホースがシリンダーヘッドに近い部分でカチカチに硬化して切れているのに気がついた。これはPZ19キャブレターに付属していたものだから、わずかの時間で劣化したことになる。耐熱性の全く無いホースだったのだろう。手持ちの透明燃料ホースに交換した。しかしこのホースもそれほど耐熱とは思えない。どれくらい持つだろうか。
 燃料ストレーナーにゴミがいっぱい溜まっていた。おそらく燃料タンクの錆だろう。このカブを復活させた直後にも何度か点検しているが、今回ほど多くは溜まっていなかった。急に錆が発生したとは考えにくいから、以前からあったものが剥がれて流れ出たのだろうか。当分は頻繁に点検・清掃することにしよう。
 その燃料ストレーナーに入っているメッシュフィルターの納まりが悪い。フィルターがボディから浮いていて、これではフィルターの機能を果たしていない。フィルターの形からOリングが欠品なのではないかと思った。パーツリストを見ると、純正品では確かにOリングがついている。残しておいた純正品のキャブレターから外して使った。しかしOリングを着けても、なお納まりが悪い。どうしたものか。
 油面調整の後20kmくらい走ってプラグを点検。様子はあまり変わらず、もしかしたら調整前より少し焼け気味か?というくらい。

2021年4月
 何度か給油したが、燃費は40km/L前後。走っていて調子は良い。どうしようか考え中。
 直進でふらつくのが再発。今までの対処は間違っていたらしい。他に思いつくことがないので、ステアリングステムのベアリングを交換する。早速部品を注文。
 ベアリング部品は直ぐに来たが、作業がたいへんなのでなかなかやる気が出なかった。やっとその気になって交換。休日が一日潰れた。ベアリングレースにわずかな傷はあったが、これで問題が起きるようには思えない。組み付け作業で、もしかしたらと思うところがあった。上側ベアリングのボールがずれていたかもしれない。ずれていても同じように締まるが動きが悪い。ステムとフロントフォークが一体のため、組み付けが難しい。フォークを片手で支えてねじを締めようとするが、重いために少し動いてしまう。その少しの動きでベアリングのボールが何個かずれてしまう。何度かやり直して上手く収まっていると思うが、締めてしまうと見えないので確認できない。試運転では調子良い。再発しないことを祈る。
 作業のついでに昔買っておいたスロットルワイヤーを交換。NTB互換部品。動きが悪いので買ったが、給油したり取り回しを調整したりして治ったので交換していなかった。特に変化は無し。


 ヘッドライトの電球交換。LEDも考えたが交流点灯でバッテリーは関係ないし、値段の割に明るさいまいちのような気がして、形式の違うハロゲン電球を試すことにした。中華個人輸入。送料を含めて1個250円くらい。ロー側にH4みたいな遮光板が付いている。35Wでノーマルよりちょっと大きい。着けるとHi/Loが逆。規格が違うのか、製造が間違っているのか不明。ヘッドライトの配線がギボシなので、Hi/Loの接続を入れ替えて対応した。ノーマルより少し明るくてLo側の配光も良い。概ね期待通り。

2021年5月
 直進時のふらつき再発。残念。改めて状況を整理する。
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・時々起こる。常時ではない。
・ほとんどの場合走り出したときは正常。走っているうちにふらつきが起こる。
・ふらつきが発生して、走行中自然に納まったことはない。
・発生しているときハンドルを切るのが重い:ステアリングの動きに抵抗がある。特定の角度で引っかかったりはしない
・長時間駐車した後に乗ると治まっている。
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 発生したときに停止して様子を見た。ハンドルを切ると抵抗を感じる。何度切っても変化はない。メインスタンドを立てて前輪を浮かせてハンドルを切ると抵抗を感じたが、何度も繰り返していると軽く動くようになった。何かが引っかかっていて、動かしているうちに外れて動くようになったような感じ。ハンドルの抵抗は以前にも感じていたのでベアリング交換に踏み切った。正確にはベアリングレース・コーンの交換だから、ボールに問題があれば直らない。しかし目視ではボールに異常は感じなかった。
 これも以前にやったことだけれども、ワイヤー・ケーブル類が干渉しているのではないか。もう一度取り回しをやり直してみた。スロットルワイヤーは最近交換したが、他のワイヤーは(おそらく)新車から交換されていないと思う。それぞれの動き・外観に問題はない。今回は取り回しのやり直しとワイヤーの外側にシリコンスプレーを吹いてみた。滑りが良くなれば引っかからないかなと思って。試運転ではふらつきは感じない
 ステアリング廻りを分解したついでにスピードメーター内部を清掃した。走り出したときにスピードメーターが動かなくて、叩くと動き出すことがある。目視では異常を感じないけれども、クリーナースプレーで洗ってギアや軸受け部分にシリコンスプレーを吹いた。燃料計の固定ビスが二本あるが、一本が欠品。代用品を補充。メーターの夜間照明にLEDを着けていたが、アイドリング時にほとんど光らないので違う銘柄のLEDに交換。瞬くけれどもアイドリングでも光る。

2021年6月
 ふらつきは今のところ治まっている。しかしこれまでも治ったと思っていたら再発を繰り返しているから安心できない。
 駐輪場を押して歩いていたら、かすかに摩擦音がする。どうも前輪周りから音がする。目視では判らない。ブレーキワイヤーを緩めても変化無し。次にスピードメーターワイヤーを外したら音が消えた。ワイヤー側に油を差して組み立てると音はなくなった。音は解決したのだけれども、どうも様子がおかしい。スピードメーターワイヤーを外しているときに比べて、前輪の回転に抵抗がある。ワイヤー固定のネジを少し緩めると抵抗が無くなる。関係があるかどうか判らないけれどもインナーワイヤーを外して、インナーとアウター内側をクリーナーで清掃。かなり汚れが流れ出た。給油して組み立て。しかし前輪側のネジを工具を使って強く締めると前輪の回転が悪い。手で締める程度だと良い。ふらつきの件でもメーターワイヤーが何らかの原因になっているかもしれない。スピードメーターワイヤーを交換した方がいいか。
 燃費改善のため油面をもう1mm低くした。フロート高さを15mm→16mm(バルブ/ヒンジの反対側)。調整の前後でプラグの様子は変わらず。体感的にも変化無し。

2021年7月
 数回燃料補給したが、燃費は40~42km/L程度。プラグの焼け具合も変化無し。
 バッテリーがだめになった。6月頃から怪しくなっていた。初期は充電したら復活していたが、セルが回せなくなり、最後はアイドリングではウインカーも点かなくなった。安い中華バッテリーに交換、約千円。
 ポジションランプのLED電球が切れた。常時点灯だと消耗が早いか。予備に交換。

2021年8月
 スピードメーターワイヤーを替えた。NTB互換品。
 リヤウインカーのステーが壊れた。今年一月に安い互換品を購入した。左右とも垂れ下がっているのに気がついて、よく見ると車体側の金属部分がゴムから外れてぶらぶらになっていた。まあ、不良品ないしは低品質なのだろう。純正品と比べて値段が1/4くらいだから、こんなものだろうか。洗浄・脱脂して接着剤で着けた。これだけでは振動で外れるかもしれないと思い、細いタッピングビスを追加した。これで直ぐ壊れるようだったら、高いけれども純正品を買おう。

2021年9月
 ヘッドライト電球のLowが切れた。約4ヶ月。送料込みで1個250円くらいだから、まぁいいか。2個買っておいたので同じものに交換。この電球は気に入っているので再度注文する予定。
 アイドリング回転数が下がって停止中にエンストするようになった。エアスクリュー調整で少し濃くした。暑さが治まったせいか。

2021年10月
 前輪のタイヤ+チューブ+リムバンド交換。最近空気圧低下が早いような気がする。このチューブはいつから使っているのか判らないくらい古いので、この際交換する。
 ついでにハブ/リムの塗装。汚くなっていて前からなんとかしたいと思っていた。
 ホイールを外してタイヤも外す。酷い錆を落として洗浄・脱脂。錆の部分はサビチェンジャー+錆止め塗料。全体に密着剤を吹いてから、高耐久を謳っている汎用アクリル塗料シルバーで塗った。使い古しのスプレー塗料を使ったら1回塗りで終わった。2日ほど乾燥させてタイヤ取付。アルミリム並みにリムプロテクターを使って気をつけたが、塗装が薄いせいか少し痛めてしまった。
 スポークはいずれ交換するつもりだったので、真剣に塗装したわけではないけれども、とても綺麗になった。これならちゃんと下地処理して塗ったら、交換しないで済むのではないか。今回は塗料の残りが少なくて1回塗りで終わった。しばらく様子を見て問題がなさそうなら、スポークも含めてもう一度塗装を掛けよう。


 今回タイヤはKINGS TIREの2.50-17R。この手のタイヤとしては硬め。リヤ用とのことだが、真ん中に縦溝が入っていて前輪に使っても違和感はない。走っても全く普通。回転方向が指定されている。カブ用タイヤでは初めて。
 プラグ交換。今回はCR6HSAを使う。7番で碍子が茶色なので、もう少し焼けた方がいいかなと思って。キャブレター交換で焼け具合が変わった。ノーマルキャブのときは7番でちょうど良い感じだった。
 少し走ってプラグ点検。碍子は白、接地電極は濃いめのグレーで良い感じ。
 ポジションランプのLED電球が切れた。交換から2ヶ月ちょっと。この銘柄は外れか。目立つように青色を2個買って、両方とも壊れた。とりあえず白色に交換。違う銘柄の青色を注文した。
 アイドリングの安定が良い。プラグを交換したのが効いたか? 以前、空冷ハスラーで同様の事例があった。

2021年12月
 ポジションランプ用に買ったT10サイズのLEDが着いた。中華。ついでに他のものも買ったが、送料込みで1個150円くらい。前に使っていたものより明るい。