CB750 BC-RC42 2023年
マフラー凹み~ユーザー車検~ステアリングステムのベアリング

マフラー塗装

2023年2月
 冬の乗らない間にマフラーを塗装しようと思っていた。練習でカブのマフラーを塗ったら、低温だと上手くいかないと判ったので予定変更。塗装がはがれて汚くなっている、エキパイ~エンジン下側だけ、装着のまま塗ることにした。集合部は手塗り、エキパイはスプレー塗装。
 集合部はワイヤーブラシで浮いている塗装をできるだけ落とす。エキパイはサンドペーパーで磨く。塗る部分を洗剤で洗って乾燥。
 まず集合部を筆で手塗り。たぶん見えないところが残っているだろう。翌日、紙やタオルで養生してエキパイをスプレー塗装。弾かれたところがあったが、深追いはしないでおく。
 足下のカバーが左右とも裏側が錆びている。右側はバッテリー液が掛かったのか、表側も腐食している。錆をワイヤーブラシやサンドペーパーで落として、サビチェンジャーで錆止め。裏は左右とも、表は右だけ塗装。やはり低温で上手くいかないが、錆止めと割り切って、仕上がりは気にしないことにする。
 二日ほど乾燥してから走行。カバーを着けて更に走行。きれいになった。

2023年3月
 後ウインカーのラバーマウントが折れかかっている。触るとぐにゃぐにゃする。これが買ったときから着いているものの最後の一つ。他の三個はすでに交換済み。いずれ折れるだろうと買っておいた予備と交換した。
 任意保険の更新。現行の会社で素直に継続すると、等級が上がるのに高くなる。他社を調べて、アクサダイレクトに替えた。昨年、自動車の保険をアクサダイレクトに替えたので、追加割引が効いた。どうも納得いかないが、保険会社を乗り換えていくとお得。良いと思って選んだ会社だから、他社よりわずかに高いくらいなら継続する。しかし一割近く違うものだから。

2023年4月
 バッテリー交換から半年、いたって快調。これが普通だろうと思う。今までが酷すぎた。

車検に向けて整備

ブレーキ

 ブレーキキャリパー整備。汚れているだけで不具合はなし。後ろはパッドを交換。前のパッドは十分残っているので清掃・給油のみ。前回はピストンが錆びていたので、磨いて錆を落とした。今回は新たな錆は見えなかったが、念のために軽く磨いておいた。錆止めはシリコーンオイル、パッドとピストンにはシリコーングリース。ブレーキフルード交換まで行きたかったが、夕方で暗くなってきて本日はこれまで。汚れが飛び散ったので洗車して試運転。特に問題なし。
 改めてブレーキフルード交換。タンクのフルードは薄い茶色になっている。初めてワンウェイバルブを使ってみた。いずれ車で使うための練習。いくつか問題があった。

  • 排出口につなぐホースが外れる:ホースクランプを使うか、ホースを細くするか、あるいは両方やる必要があるかも。
  • 排出口のボルトを緩めすぎると、エアーが入るみたい。かなり微妙で、緩め方が足りないとフルードが出にくい。ちょうどいい緩め具合のところで固定すればいいが、どうやって固定するか。

 前後ブレーキレバー/ペダル部点検。清掃・給油。マスターシリンダーのブーツは正常。内部のグリースも十分残っている。シリコーンオイルを少し足しておいた。
 前ストップランプSW異常。ブレーキレバーを軽く握るとストップランプが点くが、強く握ると(少し)暗くなる。ストップランプSWを外して開口部からクリーナースプレーを吹いたら治った。後は異常なし。
 クラッチレバー部点検。特に異常なし。清掃・給油。クラッチワイヤー給油。
 スロットルホルダー部点検。スロットルワイヤー給油。スロットルコーン給油。スロットルが軽くなった。スロットルホルダーを外すためにハンドルを外した。ハンドル固定のボルトに少し錆が出ていた。錆を落として給油。
 ドライブチェーン給油。洗車、試運転。特に異常なし。

ステアリングのベアリング

 ステアリングステムのベアリング整備。以前からやりたいと思っていたが、面倒で手が出なかった。スプレーオイル/グリースを使って給油はしていた。予想通りグリースは上には少々、下にはたっぷり付いていた。分解無しの給油は成功していた模様。写真は分解直後の様子。

 オイル/グリースをふき取って点検。上側はきれいな状態。下側は車体側レースに薄い痕跡あり。まだ使えると思う。溢れるくらいグリースを付けて組み立て。
 今回ここをさわったのは、ステムベアリングを増し締めしたかったから。走行中にハンドルを離すと、ステアリングに振動が起きて増幅していく。ステムベアリングを締めると抵抗が増えて、解消あるいは「まし」になることを期待して。
 「このくらいかな」程度に締めて試運転。残念ながら以前と同じように振動が起こる。もう少し締めて試運転。振動は起こるが、少し「まし」になったみたい。以前よりステアリングの動きに抵抗が出ているかも。締めすぎか? しかし異常というほどではないだろう。ステアリングの締め具合を検索すると、前輪を浮かせて左か右に少し切ると、自重で止まるところまで勝手に動くこと、という表現があった。現状が正にその通り。もう少し走ってみよう。

フロントフォークオイル交換

 ATFが余っているのでフロントフォークオイル交換。オイル量494cc/油面98mmとのこと。前回は約500cc入れて、油面は測らずに完了した。今回は油面を測ってみようとしてトラブル発生。バネを抜いて測るのだと思っていたが、約500cc入れても油面ははるかに低い。試しにバネを入れても、まだ低い。バネを入れた状態で30ccくらい足して(合計約530cc)油面98mmになった。どういうことだろう。バネを抜いて98mmにしようとすれば、規定よりはるかに多くのオイルを入れることになる。インターネット検索してもそれらしい情報が見当たらないので、バネを入れた状態、約530cc/油面98mmで完了とした。
 試運転。あからさまな変化は無い、普通に走れる。「もしかしたら少し固くなった」かもしれない。「かもしれない」という程度の、わずかな変化。量は規定より多く入れているのだから、これで様子を見てみようと思う。
 オイル量について。計量がおかしいのではないかと思って調べた。調理用の計量カップを使っている。どうも思っていたより少なかった模様。500ccのペットボトルに計量すると、少し足りない。30ccほど足してちょうど500ccになった。だから今回入れたオイル量は500ccくらいだろう。量はだいたい規定通り。

ヘッドライトケース修理

 ヘッドライトケースが割れていた。ねじ穴の周囲に亀裂多数。素材はAESらしい。知らなかったが、調べてみるとABSに似ていて耐久性を増したものとのこと。持っていたABS用接着剤で修理。修理跡が見えるが、もともと傷は有ったから気にしないことにする。この部品、新品だと一万円以上する。中華互換品だとヘッドライト込みで2500円くらい。でもすぐに壊れるという評価多数。純正の中古品を探してみようと思う。

ヘッドライト光軸調整

 アパートの駐車場で夜な夜な調整作業。プロパンガス庫の壁をターゲットにした。接近していちばん明るい位置にマーク、離れながら明るい位置の動きを見て、左右は動かず、少しだけ下に動くようにした。左右の動きは判りにくい。前回は少し左寄りと言われた。なので事後に少し右寄りに調整しておいた。判らないので左右はさわらない。上下も、10mも離れると明るい位置がぼやけて判らない。こんなものかなという感じで完了とする。

車検本番

2023年5月
 いろいろあったが、無事に済んだ。予約を取るのに苦労した割には空いていた。コースに入ったとき試験中が一台、しばし待って、お兄さんが来てくれて試験実施。終わるまで後続は来なかった。
 ウインカーの色に物言いが付いた。「色が白っぽい、もっと濃いオレンジじゃなきゃあ」とのこと。裁量の効くことなのだろう、今回は通すが次回はもっと濃い色にするようにと言われた。良いお兄さんだなぁ、ありがとう。ノーマルの白熱電球からLEDに換えていることは判っている様子で、「LEDは強い白の光だから、黄色のレンズを通しても白っぽくなってしまう。オレンジ色のLEDを使うように」とのアドバイスをくれた。
 ノーマルから変える(改造)のを嫌うのだろうということは、以前から感じていた。なのでヘッドライトはノーマルハロゲン球に換えていった。機械計測で裁量の余地が小さいだろうと思って。ウインカー/テールランプは悩んだが、LEDで行くことにした。ダメならノーマルにして再チャレンジのつもりで。テールはお咎めなかったが、ウインカーは指摘された。推測するに、「改造」には「指摘」するぞ、という意思を示すということではないか。特に素人に対しては。
 排ガス検査で結果が表示されない。測定が上手くいかないみたいで、筒状の治具を使うように指示された。筒にプローブを入れて、その筒をマフラー出口に当てる。排ガス検査は合格。
 ヘッドライト光軸は何事もなく通った。
実費: 検査1800+重量税4600+自賠責8760
合計: 15,160円
 前回と違うところ。

  • 自動受付機があって、車検証のQRコードを読むと、名前・電話番号・車体番号の入った書類三枚が印刷される。住所など、手書きする項目は残っている。
  • 車検証が小さくなった。
  • 検査料が100円高くなって、自賠責が510円安くなった。

ユーザー車検の記録:
http://bigskies.freehostia.com/motorcycle/yu-syaken_mc.html

エキパイに凹み~修理と塗装

 エキパイに凹み発見。思い返すと、少し前に目測を誤って歩道の段差部分を乗り越えて衝撃を感じたことがあった。こんなことになっているとは思わなかった。走行に支障はないが、見た目が悪いので、何とかしなければ。
 板金的に引っ張り出す(押し出す)とか、凹みを切り取って新しい鉄板を溶接とか、いずれも素人には無理。体感的には異常を感じないから、見た目の修正でいこうと思う。J-B WELDを持っているので、これで凹みを埋めることにする。280℃までいけるらしいから、この辺りの温度なら持つんじゃないかな。
 下地を磨いて、良く密着するように強く薄く塗る。その上に凹みを埋めるように盛り上げる。割れにくくなることを期待して、刻んだケブラーを少し混ぜた。一回目は荒っぽく、このくらい。車体に付けたままだから、細かい作業が難しい。

 少しづつ盛り上げていったが、盛っても盛っても足りない。初めからもっと大胆にやればよかった。

2023年6月
 エキパイの凹みを埋めているが、車載のままやっているのでなかなか捗らない。理由は主に二つ。初めの盛り方が足りなくて、何度も足していたこと。凹んだ場所がよく見えなくて、削りが捗らなかった。
 最終的にはマフラーを外して仕上げることになるだろうが、いまはそこまでやる余裕がない。こんなもんかな、というくらいまで仕上げて、車載のままマスキングして塗装した。他のエキパイに塗装がぼこぼこしてるところがあるので、少し磨いて一緒に塗った。そこそこ上手くいったと思う。写真は塗装前と塗装後。写真はきれいに撮れている。近くで見ると凹凸が良く見える。

2023年7月
 Fフォークオイル交換とオイル量調整で良くなったと思う。表現が難しいが、Fサスが少し固く・減衰が強くなった。ほんの少し変わっただけだが、乗りやすくなった。
 ステアリングのベアリング整備も効果はあったと思う。ハンドルから手を離した時の振動は、完全になくなったわけではないが、かなり少なくなった。ベアリングを清掃して、新しいグリースがたっぷり入っているのも気分がいい。

エンジンオイル交換

 まだ5000km行ってないのだけれども、一年以上経っているのでエンジンオイルを換えた。オイルのみでフィルターは交換無し。シグマ5W-40SL/CF。ドレーンボルトのワッシャー交換。

2023年8月
 久しぶりに乗った、一か月ぶりくらいか。例年この時期は暑くて乗る気が起こらない。早朝に目が覚めて、いつもは二度寝するんだけど、今日は涼しいうちに走ってみようかと思った。始動を心配したが、バッテリーは元気だった。六時半頃に出発して八時前に帰った。アイドリングが低くて、温まっても1000rpmをちょっと下回る。1100rpmに調整した。

2023年9月
 二か月ぶりに燃料を入れたら燃費が悪かった。16.5km/Lくらい。このCB750を買って以来最も悪い。調子は良い。思い当たることは、強いて言えば暑かったことくらい。プラグを見たが、四発とも同じように焼けている。そろそろ交換と思って新しいプラグは買ってあるのだが、今日は替えないで様子を見ることにした。

2023年12月
 あまり乗っていない。月に2回くらい近所を走るくらい。調子は良い。