CB750-RC42の車検
3回目 2025年
2025年4月
3回目の車検に向けて準備を進める。大げさな整備は必要ないと思っていた。一通り点検して、後ブレーキパッドが減っているのに気づいて、交換したら効きが悪い。どうもディスクが減って、新しいパッドとの当りが出ないからだと思う。ディスクを交換すべきだがすぐにはできない。車検は古いパッドに戻して通すことにする。
- プラグ清掃
- ヘッドライトバルブをハロゲンに交換して調整
- アイドリングを少し上げる 1100→1400rpm:排ガス対策
- 燃料給油と添加剤投入(クレエンジンコンディショナー):排ガス対策
- その他点検整備記録簿に基づいて点検
- 自賠責更新:近くの2りんかんで事前に済ませる
- 洗車
- 書類:車検証 自賠責新/旧 納税証明書 点検整備記録簿
2ヵ月前からできるようになって、今回は4月1日からできるが、こちらが忙しいので4月半ばから手を付けた。ちょうど5月の連休に当たる。なかなか予約が取れない。連休前/連休中は全て×。とりあえず連休明けに予約を入れておく。行けそうなときの前日夜や当日朝に見ていたが、連休前に空きは見えなかった。
2025年5月
連休に入って見ていると、時々最終ラウンドに空きが出てくる。最終はトラブルがあると対応できないので、午前中があったら行こうと思っていたら出てきた。雨予想の日で、雨の中行くのが嫌でキャンセルしたのだろう。午前中は降らないと思って行ったが、試験中に降り始めて帰りは本降りになった。キャンセルした人が正解だったか。
手続きは前回から変更なし。事務所A棟の書類発行機で車検証の2次元コードを読むと書類3枚が出て来る。住所・氏名を書いて、ナンバーセンターC棟の窓口で税・手数料を払って、戻ってきて受付。1コースへ行けと言われるので、書類を持ってコースへ。
一台待っていて二台目。5分ほど待って呼ばれる。今回は採寸は無し。ヘッドライト上下/ウインカー前後左右/ブレーキランプ/ホーン/ハンドルロック。合格。前回、ウインカーの色が薄いと指摘されたので、オレンジのプラスチック板を仕込んでいった。効いたのかお目こぼしか分からないが、指摘は無かった。
排ガス検査/前輪ブレーキ/スピードメーター/後輪ブレーキ、合格。ヘッドライトは前回同様、上下のみ調整して左右は触らなかった。合格。
合格の判定をもらって事務所に戻り、書類を提出。直ぐに更新した車検証とステッカー、記録事項のコピーをもらって全て終了。
- 検査登録印紙 500円
- 審査証紙 1300円
- 重量税 5000円
- 自賠責 8760円
車検費用実費:15,560円でした。
2回目 2023年
2023年4月
車検の予約システムが更新されていた。古いアカウントは削除されていて、新規登録からやりなおし。連休中の平日にも空きが見えるが慌ただし いので、土浦で連休明けの9日3ラウンドを予約。2ラウンドにしたいところだが空きがない。時々のぞいていたが9日はすぐに満員になり、空く気配なし。
2023年5月
8日時点では全てのラウンドが満員だったが、9日朝8時頃に見ると2ラウンドに空きを発見。すぐに変更。
10時頃に到着。自動受付機があるとのことで、A棟を探すと一番奥のトイレ入り口の脇にあった。車検証のQRコードをスキャンすると、名 前・電話番号・車体番号が入った書類3枚が印刷されて出てきた。便利になった。住所ほか、手書きで書きこんで書類完成。
C棟に行って支払い。書類3枚と車検証・自賠責保険証新旧2枚・納税証明書を渡して、お金を払うと印紙を貼ってくれて書類完成。自賠責はバ イク屋さんで更新済み。A棟に戻って受付。点検整備記録簿を追加で渡して受付完了。
費用実費: 検査費1800 + 重量税4600 + 自賠責8760 = 15,160円
1コースへ。試験中の一台がいるだけで空いていた。外で待っているとお兄さんが来てくれて開始。ヘッドライト上下・ウインカー左右・ブ レーキランプ前後・ハンドルロック。今回は幅と高さをメジャーで測ってくれた。もちろんOK。
建物に入って排ガス検査。マフラーにプローブを入れるが、結果が表示されない。測定が上手くいかないみたいで、筒状の治具を使うように指示 された。筒にプローブを入れて、その筒をマフラー出口に当てる。排ガス検査は合格。前回と同様にアイドリングを少し高くしておいた。プラグは 交換しないで清掃のみ。
ここでトラブル発生。排ガス検査をやっている時にお兄さんがウインカーを点けて見ている。「色が白っぽい、もっと濃いオレンジじゃなきゃ あ」とのこと。ノーマルの白熱電球からLEDに換えていることは判っている様子。お兄さん曰く、「LEDは強い白の光だから、黄色のレンズを 通しても白っぽくなってしまう。オレンジ色のLEDを使うように」とのアドバイスをくれた。どうなるんだろうと話を聞いていたら、裁量の効く ことなのか、今回は通すが次回はもっと濃い色にするようにと言われた。良いお兄さんだ、ありがとう。テールランプもLEDに換えていたが、こ ちらはお咎めなし。
スピード検出の前後を確認して、前輪を測定機に乗せてスピードメーター検査。スイッチを左足で踏んで、40km/hになったらスイッチを離 す。続いて前ブレーキ。機械で回っているところで「ブレーキをかける」表示がでたら、「前後」ブレーキを強くかける。前進して後輪を測定機に 乗せてブレーキ検査。前と同様に表示がでたら、「前後」ブレーキを強くかける。すべてOK。
最後にヘッドライト。これも普段はLEDに換えて使っているが、さすがに中華LEDでは通らないだろうと思ってノーマルハロゲンに戻してき た。前回は×が出て、何度も測定をやり直してくれて、(たぶん)お目こぼしで合格になった。たずねると上下は合っているが、左にずれていると のことだった。自分で調整すると上下は何とかなるが、左右はよく判らない。前輪を固定できないからだと思う。「左にずれている」という言葉を 信じて、前回の車検後に少し右に調整しておいた。今回も上下は調整したが左右は判らないので触らなかった。結果は、一回で合格。今回もテス ター屋さんのお 世話にならずに済んだ。
これで全て合格。検査結果を書き込んでもらってA棟へ戻る。書類を備え付けのホルダーに入れて提出。番号札を持って待っていると、番号を呼 ばれて新しい車検証・検査証記録事項・ステッカーを受け取って終了。車検証が小さくなった。到着から約一時間で済んだ。
今回は機械計測は全て問題なかったが、ウインカーの色に物言いがついた。想像だけれども、ノーマルから換えているものがあると、指摘を受 けやすいということではないか。次回の車検まではこのまま使うとして、黄色いLEDを買うか、電球に戻して受験するか。時間はあるから、ゆっ くり考えよう。
検査費が100円高くなって、自賠責保険が510円安くなった。予約について。前回は空きがなくて苦労したが、今回はまあまあ空きが見え て、ずいぶんよくなった。何らかの改善が行われたのだろうか。
1回目 2021年
2021年4月
現状渡しで買ったCB750-RC42の車検が2021年5月。初めてのユーザー車検を試みた。
車検の予約。まず国土交通省のWEBサイトでアカウントを作る。https://www.yoyaku.naltec.go.jp/pc /reservationTop.do
ログインすると各地車検場の予約ができる。最寄りは土浦だが、連休前のためか全く空きがない。次に近いのは茨城(水戸)か野田(千葉県)。 どちらも最終4ラウンドに少し空きがある程度。連休前は諦めて、しばらくは予約状況を眺めることにする。
連休直前になって連休後の予約状況が見えてきた(2週間後までの予約ができる)。土浦の予約は依然として、ほぼ満員だけれども、茨城は少し 空きが出てきた。直前まで変更・キャンセル可能らしいので、茨城で連休明けに2ラウンドで予約を入れておく。
時々予約状況を見ていたら、5月6日土浦の3ラウンドに1つだけ空きを発見。直ぐに予約変更。
2021年5月
必要書類を用意する。点検整備記録簿と継続検査申請書はインターネット経由でダウンロードできる。ただし申請書は機械読み取りのため、イン クジェットプリンターはエラーが出やすく不可とのこと。レーザープリンターならOK。各種情報とダウンロードはこちらのWEBサイトのお世話 になった。https://ushaken.com/ 他に車検証、自賠責保険、納税証明証。
連休中も予約状況を時々見ていたが、土浦の午前中は全く空きがない。前日夜に1ラウンドで空きが出ていたが朝一は慌ただしいだろうから見 送った。3ラウンドで良いと思っていたが、念のため当日朝に見てみたら、2ラウンドに空きが出ていた。直ぐに変更して2ラウンドで予約完了。 早めに出発。

A:車検場事務所 書類の配布、受付、車検証の交付
B:検査場 二輪車は1コース
C:ナンバーセンター 検査料や重量税の印紙販売 自賠責の更新
D:整備振興会 今回の車検では関わらなかった
1ラウンドの最中に車検場に到着。走行距離を記録。Aの事務所奥(トイレ手前)のユーザー車検窓口で書類をもらう(無料)。次はどこへ?と きくと、Cで印紙を買って、ここに戻って書類提出とのこと。
持参した継続検査申請書は走行距離を記入して完成。窓口でもらった自動車検査表1と重量税納付書を書いて、Cナンバーセンターへ行く。全て の書類をお姉さんに渡すと、必要な印紙を貼ってくれた。自賠責もここで更新できるらしいが、これは事前にオートバイ屋さんで済ませてきた。
継続車検実費: 重量税+検査料等 6300円 + 自賠責 9270円 : 合計15570円
Aの窓口に戻って受付。予約番号をいつ使うのかと思っていたら、ここできかれて口頭で伝えた。受付が済んで1コースに並べとのこと。いよい よ車検の本番。ノーヘルで良いらしいので、検査員さんの声が良く聞こえるようにヘルメットはデイバッグに入れておく。コースに行くと、予約は 取れないのに現場はガラガラ。1コースは新規と二輪の兼用コースらしい。トラックが一台検査中で、その後に二輪が2台並んでいた。私は2輪の 3台目。目前で検査を見られてちょうど良い。
Bの建物に入る前に検査員さんが来て書類を渡す。初めてなのでよろしくとお願いする。そう言っておいたためか、すべて細かく指示をくれた。 まず各部を目視で点検。車体番号、ハンドルロックを見た後エンジン始動。ヘッドライト上下、ホーン、ウインカー前後左右、ブレーキスイッチ前 後。それ以外に周りを回って目視点検をしている様子。先行の二輪はメジャーで寸法を測っていたが、こちらは行われなかった。いかにもノーマル 車だったからか? 実はハンドルが交換されていて幅がわずかに足りないため、バーエンドを買って規定に収めてきたが測ってもらえなかった。
建物内に入ってまず排気ガス検査。このCB750は初期の緩い排ガス規制対象。触媒無しで二次エアー導入により対策されている。インター ネットに流れている情報によると、排ガス検査でぎりぎり不合格な場合、アイドリングを高めにすると合格することがあるらしい。なので念のため にアイドリングを少し高めの1300rpmにしておいた。アイドリングで検査機のプローブをマフラーに差し込む。1分くらい待つと○が表示さ れてOK。
スピードメーター計測の前後をきかれて「前」と告げると、少し前進してまずスピードメーターの検査。表示板があって何をするかの指示が出る とともに、音声でも指示が流れる。前輪を測定機に載せて、エンジンは掛けたままニュートラル。左足でフットスイッチを踏むと前輪が回り出し て、メーターが40kmになったらスイッチを放す。○が出てOK。前輪を回されているときにハンドルが少し左右に取られたが、危ないと思うほ ど動くことはなかった。次に前ブレーキ。前後ブレーキを掛ける旨の指示が出て、その通りにすると○。ブレーキ操作は急ブレーキの感じで力任せ に掛けた。次に後ブレーキ。少し前方に移動して後輪を測定機に載せる。しばらくすると指示が出て前後ブレーキを掛けると○。
最後にヘッドライト。インターネットに多くの情報が出ている。これが不合格になることが多いからテスター屋さんに行けというものと、自分で 調整すればOKというものの両方。素人で時間はあるから、まず自分で調整しておいて、不合格ならテスター屋さんに行って再検査のつもりでい た。調整は夜にアパートの駐車場内にあるゴミ集積場の壁を使った。やっては見たけれども、こんなことでいいのかなぁ、という感じ。
少し前に進んでヘッドライトを指定された位置に合わせる。前輪が固定されて測定器が横から出てくる。念のためにエンジン回転数を少し上げ た。測定器が微妙に動いて×表示。やっぱりだめか。測定をもう一回やってくれて、今度も×。これはテスター屋さん行きだなと思っていたら、も う一回測定をやってくれた。こんどは○。検査員さんにきくと、おそらくぎりぎりだったのではないかとのこと。お目こぼしかなぁ。これで検査は 終了で合格。測定機を操作しているらしい部屋に行って、今後のためにヘッドライトがどちらにずれていたかをきいたら、上下はOK、左右が問題 で左にずれているとのこと。ハンドルを切ったらヘッドライトも動くから、左右の調整はどうやったらいいのか判らなかった。インターネットの情 報でも、上下の調整に関するものは多くあるが左右に関するものは少ない。なので左右の調整はいじらなかった。左にずれているとのことなので、 帰ってから少し右に調整した。車検場の検査では前輪を左右から機械で挟んでいるから、前輪タイヤを基準にしている。調整するためには、前輪タ イヤを固定して延長線を出す仕組みが必要。
プロの車検屋さん・オートバイ屋さんは、こんなことで時間を費やすくらいならテスター屋さんにお金を払って確実に合格させるのだろう。費用 はお客さんに請求すればいいだけだし。自動車の車検は安くやってくれる業者さんにお願いしている。車検場に持ち込んでいるようだけれども、光 軸調整の費用がいつも請求書に載っている。そういうことなのだろう。
検査の建物を出てオートバイを脇に止めて、検査場出口側中央の総合判定に行く。窓から検査員さんに書類を渡すと、合格の判定を記入してくれ た。
事務所に戻って車検証発行窓口へ。番号札の入ったクリアファイルを取って、ファイルに全ての書類を入れて提出、番号札は持っておく。番号が 呼ばれて新しい車検証とステッカーを渡されて全て終了。検査場到着から終了まで約1時間30分。
現場では1時間半だったけれども、情報収集と予約を取ったり書類の準備やらで多くの時間を費やした。時間はあるし興味もあったので、自分で やって良かったと思う。でも仕事が忙しいなら、自分の仕事で稼いで車検は業者さんにお金を払う方が賢いと思う。次回もたぶん自分でユーザー車 検だろう。
各検査項目について思うこと。
目視検査:必要なことと思う。破損や無茶な改造があったり、電装類が働かないのでは不合格は当然。
排気ガス:環境にうるさい時代であるから、必要なのだろう。
スピードメーター:速度制限があるのだから、必要と思う。
ブレーキ:ブレーキの検査は必要。しかし力任せの急ブレーキの検査だけでいいのだろうか。
ヘッドライト:必要なこととは思うが疑問が残る。疑問を感じつつも真面目に取り組む態度を試されているような気がする。それにしても車検場で 検査が行われるにもかかわらず、街で出会う車にでたらめな向きを照らすヘッドライトの多いこと。
どうしても解せないのが、予約システムで空きがほとんど無いのに現場はガラガラなこと。想像する理由は二つ。意図的に空くように受付台数を 制限しているか、予約だけ入れて現れない者が多いか。