ホンダ ライフ JB1

2011年2月 ~ 2015年8月

2011年2月

 実家にあった、ほとんど乗られることなく置かれていた車を引き取った。これは亡くなった父親が最後に買ったもの。これを買ってから間もなく体調を崩し、車を運転することはできなくなった。私を含めて家族・親族が乗り、父を病院へ送り迎えをしたり、見舞いに行ったこともある。近くに住んでいる親族、特に車を持っていない(父の)孫達が乗ればいいと思っていたが、実家の周辺は交通渋滞が激しく車の必要性が薄いためか、引き取って使うものが現れなかった。私は車を持っていたが、それを処分してこのライフを形見として引き取り、潰れるまで乗ることにした。
 買って10年以上経つのに、走行距離は約5000km。屋根付き車庫に入っていたためきれいな状態を保っている。走っていないのに(あまりにも走らないからか?)時々不調になり、販売店の売上に貢献していたようだ。車を引き取るために久しぶりに実家へ行ったら、フロントガラスが割れていた。そのときはわずかな割れだったので、自宅に戻ったら修理で済まそうと思っていた。が、約600kmの陸送中に割れ目が広がる広がる。修理はとても無理なくらいに広がってしまった。その広がり方に恐れをなして、瞬間接着剤を割れ目に流し込んでみた。うまく入り込まないが、少しは効果があった模様。
 自宅に戻って、まずフロントガラスの修理を手配。伝のある修理屋さんに訊いてみたら、5~6万円とのこと。もう少し安いところがないか探してみたら、約39,000円でやってくれるとことが見つかった。新品ガラスだけれども輸入物で、UVカットなどの付加機能は無しとのこと。+1000円ほどで上部ボカシ入りにできるとのことなので、ボカシ入りにする。接着剤が固まるまで1日かかるとのことなので、代車を借りて帰る。ボカシ入りガラスは初めてなので新鮮な感じ。UV云々は、体感的には判らない。高くついたけれど、きれいに仕上がっているので、まあ満足。

2011年3月
 名義変更。田舎なので車庫証明は不要。自分でやったが、最初に行ったのが受け付け時間後だったので、2度手間になってしまった。役所みたいなものだから5時までやっていると思ったのに・・・。

2011年10月
 車検。何も不具合はなく、基本料金のみで済んだ。普通車に比べて税金が安いのが嬉しい。

2012年2月
 ATF交換。もう一台持っているADのATF交換で20L缶を買った。このライフにも共通で使える銘柄を選んだので、ついでに交換する。エネオスエコATF。 ドレンから抜いて点検ゲージから補充、約3L。走った感じは、特に変化無し。「エコ」と謳っているだけに燃費が良くなるか?と期待したが、判るような変化は無し。まあ、エンジンオイルにしても、今まで換えて違いを感じたことはない。

2012年7月
 オイル交換5W-30SM+10W-30SJ。SMオイルが少し足りなかったので、バイク用に買ってあったSJを足した。ついでにいっぱい余っているATFをもう一回換える、約3L。以前と同様、体感的な変化は無し。

2012年12月
 タイヤローテーション。前に使っていたタイヤはサイド、特に内側の減りが多い。次回の車検前にタイヤ交換だろう。

2013年10月
 オイル交換。ホームセンターの安売りのときに買っておいた5W-30SM。
 大雨の日に乗っていて一旦エンジンを止めた後、始動しないことがあった。なんとかかかったが、走り出してすぐに止まってしまった。セルを廻しまくってバッテリー切れかかりながらもなんとか再始動。その後は自宅まで無事に走れた。これがだんだん酷くなっていく。
 車検。タイヤはスリップサイン寸前くらいに溝が残っていたが、接地面のひび割れがすごいのでタイヤ付の中古アルミホイールを買った。タイヤがまともなものという条件で探したので、ホイールは少々傷があるものになった。車検は何事もなく完了。

2013年11~12月
 夏頃からときどきエンジン始動しない、あるいは始動しづらいことがあった。セルモーターは回っているけれども、ちょっと勢いがないかな、という感じもあったのでバッテリーを交換した。アマゾンで送料込み2450円。セルは快調、しかし始動しないという不具合は続いた。また、始動してもすぐに止まってしまうことが度々起こるようになった。バッテリーは新品なので、休みながら何度も始動を繰り返すと、そのうちかかる。点火の不具合を疑ったが、プラグおよび火花の具合は正常に見える。始動しないときにプラグを外すと濡れていないので、燃料が供給されていない可能性が高い。情報を探すと、燃料ポンプ自体、ポンプを動かしているリレー、エンジン制御のコンピュータあたりが原因との事例が出てきた。燃料ポンプ・フィルターはこの車が実家にある頃に修理で交換されているので、それを信じて後回しにすることに。コンピュータが原因なら、たぶんプロに任せることになりそう。で、リレーを疑ってみることにした。しかし場所が判らない。エンジンルームにいくつかリレーがあったが、ボックスに用途が書いてあり、いずれも違う。更に検索して探してみたが、JB1系の情報を見つけられない。同じエンジンを使っている他機種でシートの後ろとか、助手席足下という情報を見つけた。シート後ろにはなさそうなので、助手席廻りを探すと、グローブボックスを外したら左側面に2個のリレーを発見。始動するときに動いている音がして、それに伴ってメーター内のランプが変化する。始動しないときに2個並んでいる前側のリレーを叩くと、始動することが判った。試しに2個のリレーを入れ替えると、始動しない/始動後すぐ止まる、という症状は同じだけれども、ランプの点き方や止まるときの雰囲気が変化した。今度は後ろ側のリレーを叩くと動く。
 ということで交換リレーを探す。使われているのはDENSO製。全く同じものは見つけられなかったが、規格品らしくてピン配列が同じものは簡単に入手できた。何種類かあったが、DENSO製の違う型番のものにする。同じリレーが2個使われているので、安いものだから2個とも交換した。交換後は何事もなかったかのように快調。3ヶ月近く悩んでいた問題が解決して気分が良い。

2015年2月
 オイル+オイルフィルター交換。 オイルフィルターは初めての交換。とても強く締め付けてあった。両手で持って廻しても弛まない。フィルターレンチは持っていないので、仕方なくドライバーを打ち込んで廻した。最初5mmくらいの軸のドライバーを使ったら、ドライバーの軸が曲がってもフィルターは廻らない。仕方がないから8mm角の強いドライバーを打ち込んで、やっと廻った。

2015年8月
 引っ越しをして車2台を維持することが難しくなった。LIFEは手放すことにした。これまでありがとう。お疲れ様でした。