2025年2月
久しぶりに乗った。埃まみれだったので、まず洗車。エンジンはすぐに掛かった。バッテリーが心配だったが、思いのほか元気だった。出かけた先で停めていたら、オーバーフローしてガソリンが漏れていた。走行には支障ないので、しばらく様子を見る。
2025年3月
暖かくなったので、やりたかったことに手を付けた。カムチェーンの音が気になる。始動直後しばらくジャラジャラ騒がしい。少し走ると収まる。昔20W-50のオイルを試した時に、寒い時期に同じようなことがあった。今は5W-40を使っているし、昨年の暖かい時期でも鳴っていたのでオイル粘度の問題ではないと思う。
何かしくじっていたのではないかと思い、一度開けて確認することにした。見た目には正常と思う。

何か対策したいので、試しにテンショナーのバネを引き延ばしておいた。テンショナーの圧迫が強くなるかなと思って。
ついでにセルモーターのOリング交換。汎用品で合わせた。
・モーターと左カバーの間:S型固定用S53 内径52.5 線径2.0
・アーマチュアのカバー:AS568-034A 内径57.26 線径1.78
オイル交換 いつものシグマ5W-40SL。
組み立てて試運転。始動直後はまだ少し鳴っているが、以前よりましになった。バネを引き延ばしたためか、あるいはオイル交換の影響か。と、ここまでやってから写真を見ていたら、クランクケースをカムチェーンが削ったであろう痕跡に気が付いた。けっこう派手に削れているのだが、今まで気が付かなかった。見ているつもりでも見えていないものだな。一年前の写真を見たら、すでに削れている。


過去のオイル交換やオイルストレーナ掃除では派手な削りカスが見えなかったから、相当昔から少しずつ削っていたのだろうか。こういう状況をネット検索すると、カムチェーンテンショナー不具合の情報が見つかった。プッシュロッドのボールバルブ動作不良とか、ボール脱落とか。細かい追求は無しでバネとロッド一式を交換するとか。
プッシュロッドを外して確認すると、ボールはある。目視でゴミが詰まっているようには見えない。クリーナースプレーで掃除して、上から下には流れて、反対方向には流れないことを確認した。ロッド表面に少し傷があったので耐水ペーパーで磨いておいた。さて、どうなるだろうか。
試運転しようと思って見たらオイルが漏れている。ドレン/テンショナーではなさそう。テンショナーのオイル注入口かも。とりあえずふき取って試運転。戻って見ると、カバーのボルトから漏れている。これはもう一度分解だなぁ。クランクシャフトカバーを外したら判った。カバーのオイルシールが切れていた。このオイルシールは汎用品のゴムひもを使っていて、替えようとしたが、残っているゴムひもの長さが足りない。昨年の作業で外した部品を漁ったら、ここのオイルシールを捨てずに残っていた。劣化していて交換したのだけれども切れてはいない。仕方がないので再利用した。
組み立てて試運転。今回はオイル漏れに気を使ったが、試運転から戻った時点では漏れていなかった。